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英会話ができるようになりたい中年の英語学習の記録です。しかし男独り、PCに向かってブツブツ言っている様子は不気味かも!

英語の発音の学習。有声音と無声音って何?2つの違いは?

有声音と無声音って何?有声音と無声音て何だろう?
英語の発音を学ぶ前に確認してみることにした有声音と無声音。

前回「英語の発音の学習。母音と子音は、いくつあるの?」で、とても疑問に思った有声音と無声音。

「無声音って・・・・・・声は音なのに、音のない声だなんて全然分からないよ!」

そもそも声に有声音と無声音の二種類あることすら知りませんでした。

そのような訳で今回、有声音と無声音について学習することにします。

 

有声音と無声音を学ぶ前に

そもそも声は、どうして出るのでしょう?
有声音と無声音を学ぶ前に、声が出る原理について調べてみました。
「発声(はっせい)とは、音声学において喉頭部にある声帯が肺から起こる気流に対して行う働きのこと。発声機構ともいう。」とウィキペディアに記載されていました。

しかし、声帯の働きだけでは声にならないようです。

えっ、そうなの?

さらにウィキぺディアを読み進めて行くと、「この時点では声と認識できるものではなく、声道(口腔・鼻腔)を変化させ共鳴音を作り出し口や鼻から放射させることにより声となる」という説明がありました。

驚きました!
てっきり声は声帯でできるものだと思い込んでいました。
口や鼻を音が通って初めて声になるのですね。
知りませんでした。
忘れるといけないので、声ができるまでを下記にまとめます。

  1. 肺から送り出される空気で、声帯を動かし音を発生させる。
  2. 口や鼻から発生した音を出して声にする。

有声音は、声が出る音

予備知識を仕入れたので、いよいよ本題に。
有声音は、声帯の振動によって発生する音のことをいいます。
分かりやすく言うと、話したり歌ったりする際に発する声が有声音。
「有声音」て言葉から難しそうだと感じましたが、意味が分かるとなんてことはありませんでした。
有声音を理解したところで、復習も兼ねて英語の有声音をまとめてみました。
ちなみに英語の母音は、全て有声音です。

ところで、母音にも有声音の種類はないのでしょうか?
調べてみましたが、朝比奈の調べ方が悪いみたいで、見つけることができませんでした。
表の「有声音の種類」の欄が「なし」になっているのは、そのためです。

発音記号 有声音の種類 簡単な内容
æ なし あごを下げて言う「ア」と「エ」の中間の音
ʌ なし 喉のあたりから出す音
a なし 指2本分、あごと舌を下げて出す音
a: なし 大きく口を開けて喉から出す音
a:r なし [a:]と言った後[r]をこもらせる音
ə:r なし 舌を持ち上げて口内にこもらせる音
ə なし あまり口を開けず喉から出す音
ər なし [ə:r]より弱い音
i なし 「イ」と「エ」の中間の音
i: なし 口を横に引き、口内の前で響かせる音
u なし 口を尖らせて、口内で響かせる音
u: なし 口を尖らせて、口内の前で響かせる音
e なし 口は「エ」の形で、やや曖昧な「エ」の音
ɔ: なし 喉の奥から出す「オ」と「ア」の中間の音
ɔ:r なし [ɔ:]と言った後[r]をこもらせる音
ai なし 強く「ア」と言った後、弱く「イ」という音
aiər なし [ai]と言った後で[ər]をこもらせる音
au なし 強く「ア」と言った後、弱く「ウ」という音
auər なし [au]と言った後で[ər]をこもらせる音
ei なし 強く「エ」と言った後、弱く「イ」という音
ɔi なし 強く「オ」と言った後、弱く「イ」という音
ou なし 強く「オ」と言った後、弱く「ウ」という音
ju: なし 口蓋に舌を近づけて出す音
iər なし [i]と言った後で[ər]をこもらせる音
uər なし [u]と言った後で[ər]をこもらせる音
eər なし [e]と言った後で[ər]をこもらせる音
l 歯茎側面接近音 舌先を歯茎につけて口から出す声
r 歯茎ふるえ音 舌を巻いて口から出す音
b 有声両唇破裂音 閉じた唇を開ける際に出る音
d 有声歯茎破裂音 歯茎につけた舌先を離すと出る音
g 有声軟口蓋破裂音 軟口蓋につけた舌の後ろを離すと出る音
m 両唇鼻音 唇を閉じたまま鼻から出す声
n 歯茎鼻音 歯茎に舌先をつけたまま鼻から出す声
ŋ 軟口蓋鼻音 軟口蓋に舌後部をつけて鼻から出す声
v 有声唇歯摩擦音 上歯を下唇につけて声を出す
z 有声歯茎摩擦音 舌先と歯茎の隙間を作り声を出す
ð 有声歯摩擦音 舌先を上下の歯で挟み声を出す
ʒ 有声後部歯茎摩擦音 舌と歯茎後部に隙間を作り声を出す
有声後部歯茎破擦音 歯茎裏につけた舌を離す際声を出す
j 硬口蓋接近音 舌を軟口蓋に近づけて声を出す
w 両唇軟口蓋接近音 窄めた唇を戻す際に声を出す

無声音は、息の音

続いて無声音は、声帯の振動を使わず発生する音。
しかし、声帯を使わずに音が出るとは、どういうことなのでしょう?
この件について、もう少し調べてみました。

声帯を振動させない・・・・・・つまり声門が広いと、肺から送り出された空気による振動が起こりません。
すると、音が発生しないまま、空気は口や鼻から抜けます。
この口や鼻から抜けた際、わずかに音が出るそうです。
わずかに出る音とは、息の音のこと。

なるほど。
無声音は、息の音だと理解すれば良さそうですね。
無声音を理解したところで、いつものように復習も兼ねて英語の無声音をまとめてみました。

発音記号 無声音の種類 簡単な内容
p 無声両唇破裂音 閉じた唇を開く際に出る音
t 無声歯茎破裂音 歯茎につけた舌先を離すと出る音
k 無声軟口蓋破裂音 軟口蓋につけた舌の後ろを離すと出る音
f 無声唇歯摩擦音 上歯を下唇につけて息をはくと出る音
h 無声声門摩擦音 口を開けて、息をはくと出る音
s 無声歯茎摩擦音 舌先と歯茎の隙間に息をはくと出る音
θ 無声歯摩擦音 舌先と歯の隙間に息をはくと出る音
ʃ 無声後部歯茎摩擦音 舌と歯茎後部の隙間に息を通して出す音
ʧ 無声後部歯茎破擦音 歯茎裏につけた舌を息をはき離すと出る

有声音と無声音の発声を確認できれば

前回分からず、そのままにしていた有声音と無声音について理解できました。
もちろん、それぞれの違いも理解できました。
そして、新たな疑問が・・・・・・。

「有声音と無声音の発声を確認できる方法なんてあるのかしら?」

そのような訳で有声音と無声音を調べてみると、とても簡単な方法がありました!
確認する方法は、下記のとおり。

  1. 指を喉に当てます。
  2. 次に有声音または無声音を出してください。
  3. 指で振動を確認できるなら有声音、指に振動を確認できないなら無声音です。

ね、簡単でしょう?
英語の発音を練習する際、この方法で有声音と無声音を確認しながら行ってみようと思います。

英語学習のまとめ

このように有声音と無声音について学習しました。
有声音と無声音の違いも分かって良かったです。
また、有声音と無声音の違いを確認する方法は、今後の英語の発音練習に役立ちそうです。

以上で、今回の英語学習「英語の発音の学習。有声音と無声音って何?2つの違いは?」を終わります。

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